2021年上半期振り返り
2021年上半期の個人的まとめを書こうと思う。
行った取り組みの中で、大きいものは以下
- scrapboxの利用
- React.js/Next.jsの利用
- 転職
scrapboxの利用
1月末くらいから個人の技術スタックや興味のある分野などを見える化する為、また、調査技術・案件の知見収集をまとめる為にscrapboxを利用し始めた。
scrapboxの良いところは、技術をスタックしている感覚を体感出来ることの他に、Qiitaなどに投稿するレベルになっていない知見を記事としてまとめられるところにあると思う。
完璧に個人用まとめとして利用しており、文体を丁寧に書かなくてもいいので、変なストレスがない。
あとは、scrapboxで書いた記事を他人にシェアしやすかったりするのも良い。
普段、簡単なメモなどはEvernoteに取るようにしていて、技術記事もEvernoteにまとめようとしたのだけれども、scrapboxの様な使い勝手の良さはEvernoteには無かった。
scrapboxは、QiitaとEvernoteの中間的存在の様な形で利用できてるのでオススメ。
React.js/Next.jsの利用
同様のタイミングで、React, Nextを触りだした。
2018年末頃から案件利用していたVue, Nuxtの利用が個人的に大分安定してきて、案件も落ち着いたタイミングだったので、前から気になっていたReactに対して、腰を据えて取り組むことを決意。
1ヶ月ほどNext.jsやReact Hooks周りの技術調査を行った後、ライトな案件での導入を重ね、CSS Modules、styled-components、emotionのそれぞれを利用した場合の知見を積めたり、
Next.js + microCMS + GitHub Actionsを利用したJamstackを導入したりで、
React(Next.js)を利用した開発の基礎はついてきた様に個人的には感じる。
Reactを利用した開発のメリットが体感でき、Vueと比較したときのシェア率、周辺技術の整い方、時代の潮流なども考え、Vueから完全脱却を行い、Reactを技術の中心に据えることに決意。
また、同じくらいの時期にNoteや食べログなどの技術ブログで、NuxtからNextにリプレースするという記事が見られたり、
noteのフロントエンドApp分割 - Speaker Deck
Vue3がかなりReactライクな記述になっていることからVueを採用する意味を個人的に感じなくなった。
完全にReactの波が来ている。
転職
転職をした。
↓転職前
↓転職後
転職のきっかけは、ある日突然オファーがきたこと。
scrapboxに記事をまとめだしたことやReactの知見を積んだことが結果につながったみたい。
話を進めていく上で、収入条件が良かったこと、組織体制がよかったこと、今よりもホワイトに働けそうということを色々加味した上で転職を決意。
クリエイティブ系の制作は、忙しい時と暇な時の差が激しく、暇な時は、1ヶ月くらい休みを取れたりするのだが、忙しい時は、毎日残業があり、休日出勤や徹夜をすることが当たり前のスケジュールで稼働することが多かった。
独身時代は、この働き方でも良かったし、試したい技術を個人の裁量で導入できたのもよかったのだが、昨年、籍を入れ、働き方に関して色々と考えることが多くなり、
この働き方をずっとは出来ないな…ということを感じていた。
また、エンジニアとしてのキャリアパスは、システム開発寄りな現場の方が描き易く、市場価値が高いのも表現系を実装するエンジニアよりもシステム開発寄りなエンジニアの様に個人的には感じていたのもある。
転職前の会社では、ARやVR、AI、3Dといった大きなくくりの技術に興味はあれど、フロントエンドの細部の技術に興味がある訳ではなく、制作にReactやVueを使おうが、jestを使ったテストを行おうが、あまり評価されにくい社風だったので、
フロントエンド領域をもっと伸ばしたいという思いもあり、
クリエイティブ系制作からは足を洗おうという考えに至った。
他にも辞めるに至った理由は色々あって、
コロナ禍になり、リモートワークが当たり前の世の中になり、普段の会議だけでなく、クライアントとの打ち合わせや面接もすべて画面上でやり取りされ、
便利になった反面、
オフィスに行くことが激減し、会社の人と雑談などで触れ合うことも、
おしゃれなBGMが流れているオフィスで仕事することも、
休み時間に会社周辺でランチを食べることが無くなったこと...etc。
他にも案件を進める上で、チャットでのやり取りが増え、その人がどういった心境で文字を書いているかをうかがったり、文面を考えたり、文字を読んだりすることに対してのストレスを感じることが増えたり、
PMやディレクターと技術の会話をする時に、伝わってないなあ…みたいなシーンが多々あったりし、組織的な問題を感じることも増えた。
コロナ禍で働き方、組織のあり方を考え、改善に取り組んでいる会社は増えていて、メルカリやLineなんかは、チームビルディングについてのリモート勉強会や共有会を開くようになり、そこに参加してみると、やはり、リモートワークが中心となった世界では、これまでと異なった価値観で働き方やチームビルディングを行わないといけないということに気付かされた。
そして、チームビルディングが整った組織で働くことが自分の幸せにもなるのではないか?と考えるようになった。
転職前の会社では、そういった取り組みが、自分の見える範囲ではあまり無く、もともと個人プレイで成り立っていた組織が、コロナ禍でより個人プレイが際立つ様になり、人と連携して気持ちよく働きたい身としては、辛いものがあった。
転職後の会社では、そういったチームビルディング、働き方に関する取り組みを行っているように感じていて、自分の望むキャリアパスにも合致していたので頑張れそう。
2021年の残りも頑張ります。